丸尾三兄弟 〇O(マルオ)の食卓

熊本市現代美術館ギャラリーⅢで開催された「丸尾三兄弟 〇O(マルオ)の食卓」展のブログです。(2016年7月16日~9月11日)本展は、天草の若手陶芸家・丸尾三兄弟(金澤佑哉・宏紀・尚宜)が、参加者に1人1枚器をさしあげるかわりに、その人の食卓の写真を撮って送ってもらい、ギャラリー内に展示するというアートプロジェクト型の展覧会です。本ブログでは、参加者から送られてきた「食卓の写真」をすべてご紹介しています。

丸尾三兄弟からのメッセージ

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尾三兄弟の展覧会に寄せたメッセージです。肩肘張らない、彼らなりの、等身大の‘支援’のイメージが伝わってくるようです。

 

〇○の食卓

 

いつもどこかの誰かの食卓の為に器を作っている。

ショップで若しくは展示会で実際に使ってくれる方々とお会いすることはある。

けど、その先。

一体それがどういう風に使われているかを僕らは知らない。

誰がどこでどうやって?

僕らが作り、誰かの食卓に送り込んだ器たちの風景を写真に撮って見せて欲しい。

その代わり器は一人一点、プレゼントするから。

I give you a plate

You give me a photo

 

僕らが作った器が窯から出て、会場にたどり着き、器があなたの食卓で使われた時。

1人で?友人と?カップル?それとも家族?

きっと熊本を襲った未曾有の大震災の後の、それぞれの食卓の今が見えてくるはず。

 

会場から器が消えて

誰かのどこかの食卓の写真が会場を埋め尽くしたら…。

それは見てみたいね。

頑張って作ろーっと思います。

 

尾三兄弟こと

金澤 佑哉  宏紀  尚宜