丸尾三兄弟 〇O(マルオ)の食卓

熊本市現代美術館ギャラリーⅢで開催された「丸尾三兄弟 〇O(マルオ)の食卓」展のブログです。(2016年7月16日~9月11日)本展は、天草の若手陶芸家・丸尾三兄弟(金澤佑哉・宏紀・尚宜)が、参加者に1人1枚器をさしあげるかわりに、その人の食卓の写真を撮って送ってもらい、ギャラリー内に展示するというアートプロジェクト型の展覧会です。本ブログでは、参加者から送られてきた「食卓の写真」をすべてご紹介しています。

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熊本を襲った2度の大地震で、我が家も被害をうけ、大切にしていた器もほとんど失いました。そんな時、○oの食卓 のことを知り、そしてこの器に出会いました。
<献立>ごはん(納豆、とろろ)、和風ロールキャベツ、サラダ、ゴーヤの酢の物、きのこのかき揚げ

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きちんと料理ができる、家族で食事ができる、それまで当たり前だと思っていたことは、当たり前ではありませんでした。
毎日の普通の食事は、当たり前ではなく、とても幸せなことでした。
そんな幸せを感じながらこの器をこれからも大切に使っていきたいです。

<献立>十六穀ごはん、肉じゃが、茹でキャベツの醤油麹、なすと豆腐のお味噌汁、温泉玉子

写真300枚突破!

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ついに食卓の写真が300枚を突破しました!展覧会期そのものは終了していますが、まだまだ到着してきています。送って頂いた写真は、ギャラリーⅢ脇の通路に順次貼りだしていますので、どうぞご覧ください(9月30日頃まで展示予定)。最終的にどこまでのびるのか、楽しみです!

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熊本市出身
オーストラリア国ビクトリア州メルボルン永住23年。地震で精神的にも肉体的にも疲れている母と妹をサポートするため、16歳の息子弦の春休みを利用して3週間里帰り。毎日季節の新鮮な食材を使って得意のベジタリアン料理で一日3食の家族の食事を一手に引き受けています。

今日の朝食はオーストラリアから持ち帰ったオーガニックの 雑穀パンに手作りのジャムと、手作りのサワークラウト、そしていただいたお皿には、庭でとれたバジルと赤ピーマン、オーストラリアのペコリーノチーズを入れたオムレツです。
メルボルンの友達の作ったチャツネをそえて召し上がれ。

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